腰痛をストレス解消で治す会 » 変形性膝関節症と栄養

変形性膝関節症と栄養

変形性膝関節症は高齢者に多く発症する膝関節の弱体化の症状です。膝の軟骨がすり減り、痛みが伴う病気です。変形性膝関節症は高齢者であれば誰もがかかるというものではありませんが、特に日本人には多く、高齢になってからの治療の場合は特に慎重に対応しなければなりません。

変形性膝関節症の主な保存療法の1つに運動療法があります。無理な運動は変形性膝関節症の改善には逆効果になりますが、自転車をこいだり、プールで筋肉強化をして膝の軟骨細胞を刺激すれば、新しい軟骨が作られて変形性膝関節症が劇的に改善する例も少なくありません。

また食事で膝によい栄養を多く摂ることも大切です。グルコサミンやコンドロイチンなどを含む栄養補助剤を使用して軟骨の生成を助ける用法も変形性膝関節症の改善方法として幅広く用いられています。

グルコサミンはグルコースとグルタミンから成る物質で、常に人間の体内で作られています。薬効効果はなく、軟骨の生成の速度を早めることができると言われ、日に2000ミリグラム程度の摂取を3ヶ月ほど続ければ、膝の可動域や運動効率などが改善され変形性膝関節症に有効だとされています。

またコンドロイチンは関節軟骨を生成している成分ですが、関節に炎症が起こると生成速度が不足し、軟骨量が減ってきます。

今では様々な栄養成分を配合した薬剤、サプリメントが市販されています。グルコサミンとコンドロイチンを同時に摂取できる栄養サプリもあります。筋肉痛や腱鞘炎などの痛みの緩和に最適なのがMSMと呼ばれる物質です。これらを配合して併用することで一層変形性膝関節症への効果があがります。

コラーゲンでは化粧品などで用いられるI型ではなくII型コラーゲンが有効ですが、膝関節の潤いを維持するためのヒアルロン酸といっしょに配合されているものもあります。関節痛を原因から絶ち、水分を補充することにも役立ちます。

また漢方の力も有効です。漢方で関節によいといわれる薬剤は多くありますが、筋肉や靭帯、骨などを強くする骨砕補、各種の生薬を緩和し、調和する甘草、関節の腫れ、痛み、変形などに効果が高い黒蟻粉末などが代表的です。